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詩のようなものを書いています。
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唯一つの宝石

 

 

とっとこ、とっとこ

あれもこれも大切だから

 

泣いてる僕も

苦しんでいる僕も

大切な大切な僕だろう

 

唯一っていう魔法なんだ

たった一つだから

ただそれだけでレアで貴重な

ひとりきり

 

君も僕もたった一つ

ぼっち、ぼっちだって

そりゃあ宝石みたいに

いっこ いっこ

バラバラで違うように

 

綺麗なんだ

 

どんな僕も

どんな君も

 

宝石なんだから

 

 

落ちても割れても

粉々になっても

 

綺麗でしょう?

 

 

とっとこ、とっとこ

どれもこれも

全部が同じように綺麗だから

 

 

 



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2017.11.06 Monday 22:29
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蒼天に消ゆ

 

 

言葉を与えた

幼い 小さな歓びが

天を征くのは

誰の願いだったのか

 

良く良くと考えずとも

解るべきところを

幾度も繰り返したのだ

 

愚かにも

 

 

言葉を覚えた

その端々から

取り落としていた

誰もが気づけなかった

 

 

誰もが、見向きもしなかった

誰もが、解らぬままに手離した

 

故に

 

わたしの言葉を

言葉として受けとる者がいないことは

動かしようのない事実で

そして果てしのない悲しみである

 

いつか

わたしの言葉も蒼天を征く

誰しもに忘れられるため

昇ってゆく

 

いずれ、見えなくなるほどに

高く

 

 

 



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2017.11.06 Monday 22:09
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塔にあらず

 

 

 

言葉を積んで積んで

見上げてみれば

何処に届くって言うのか

 

ただ、そびえ立つだけ

その滑稽な言の葉の塔

 

言えたもの

言えなかったもの

声にもならなかったもの

 

ぜんぶ積んで積んで

虚しさの量産

何処にも届かない彼らを

 

今からでも

ジェンガみたいに引き抜いて

フルスイングで投擲

 

どうだ!痛いだろ!

何せ煉瓦だ

 

どんどん崩して投げつけて

わたしも誰かも

その息の根が止まるまで

 

それでいい

本当はずっとそれが正しかった

 

言葉の使い方なら

ずっとそれが正しかったんだ

 

 

 

 



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2017.05.07 Sunday 21:26
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籠の鳥

 

 

ココロの何処かに

鳥籠があった

 

わたしを

閉じこめるための

檻と枷であった

 

わたしは

わたしに甘え 赦し

すべてを甘受し

 

許してはいけないものまで

盲目に与えつづけ

 

籠の中で 暢気に

受け入れられることしか

知らないわたしを

 

たしかに 育てたのだ

 

籠が錆びて

壊れる その瞬間まで

 

わたしは 自分の翼が

空を羽ばたくためにあると

 

それすらも知らずに

溶かしつづけるのだ

 

この ほそくて

頼りない翼を

 

 

 



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2017.03.31 Friday 20:27
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懐に仕舞う。

 

 

変容する木魂の

踏みつけにされた悪意を

懐に仕舞うのだ

 

愛おしく撫でている

その傍らで

散らばるのは

誰に顧みられることもない

虚ろの器

 

あれもそれもと

拾っていては

すぐに一杯になってしまうよ

 

その憤りも

疼くような痛みも

くまなく包んであげることなど

出来はしないのだから

 

 

変容する木魂の

踏みつけにされた悪意を

懐に仕舞うのだ

 

救いにあぶれた

彼らを拾い上げる

 

しばらく温めたところで

果たして彼らは

飛び立てるかどうか

 

その憤りと

疼くような痛みが

ほどけるように祈る

 

 

祈りながら

 

懐に仕舞う

 

 

 

 

 



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2017.03.21 Tuesday 21:36
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氷の風

 

 

あの氷の風は

たしかに狂っていた

 

自転車から降りた先

切り裂かれた足は

歩くことをやめた

 

言い訳は決まってる

寒いんだ痛いんだ

凍りついた此処を

歩くことができないんだ

 

アンゴラ風のマフラーは

同じ色した風になびいて

情けなく笑うようだった

 

それはそれは

哀しくなんかなかったけど

 

ただなにも見えなかった

塗りつぶされて

 

なにせ

ひたすらに狂っていたんだ

 

あの日の氷の風は

たしかに狂っていたんだ

 

 

 



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2017.02.15 Wednesday 22:02
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言葉の語る言葉

 

 

持ち物を数えていた

無いものを数えていた

 

一生の間に

どれだけの荷物を持てるのかって

何一つないさ

何一つ置いていけないからな

 

数えられるのは

俺のこの喉が吐き出した雑言

恨み言とちょっとの愚痴くらい

 

忘れたようでいて

覚えてんだ

死ぬまで体のどっかに貼りついて

 

取り戻せないまま

数えるだけの言葉の数々さ

 

馬鹿みたいだろって

気づいたとこで

やめりゃいいんだ

 

ろくでもないもんばっか

吐きだしたよなって

死ぬ間際に数えるなんざ

それこそろくでもねぇって話だろ

 

言の葉を数えていた

どうせこれしか数えらんねぇなら

良さげな台詞に名言も重ねて

 

染みこませてくれよ

俺の身体の隅々まで

 

 

 

 

 



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2017.02.06 Monday 22:38
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星は消えた

 

 

凍っているんだろうか

あの小さな星を

小突いたのは誰だ

 

責める暇もなく飛び去った

その痛み

その悲しみ

一体誰が分かってくれるんだい

 

 

凍っているんだろうか

何がっていうのか

そうだ君のこころだ

 

痛みに無関心で

悲しみを嗤う君だ

 

あの小さな星を

小突いたのは誰だ

 

ああもう見えない

どこにもいない

 

凍った心で弾き飛ばした

その痛み

その悲しみ

君は必ず後悔をするだろう

 

必ず、必ずだ

ひどい気持ちになるだろう

 

凍ったままでは消えない

ひどい気持ちを

胃の底に飼いつづけるだろう

 

 

 



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2016.12.19 Monday 22:45
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ニューゲームコンティニュー!!

 

 

広告塔にも似た

曖昧で抽象的な

撒き餌からの

そして撒き餌

 

青い空はどこにあるって

若者の街とか呼ばれた場所では

よく叫ばれるそうで

 

よく見ろよ

よく見ておけよ

瞑ったまま見える空なんかねえってこと

 

ガタガタになった精神に

辿れる道は少ないナ、なんて

 

夜明けを待つ背中に

いらないよ

ないないだ

そんな矮小な弱音はさ

 

 

 

LEDすら力尽きた

中古の広告塔だ

曖昧でかわいい

そしてかわいい

 

青い空はあそこだ見ろよ

若者だろうが年配だろうが

さっさとでかく叫べよ

 

よく見ろよ

よく見ておけよ

誰があの空をきれいに見せてるかってこと

 

ガタガタになったお前の

ガタガタになった目ん玉さ

 

夜明けを纏う背中に

それだけわかって

それだけあればいい

 

矮小な気持ちは

斬りこんできた風に

ぶった切られてった

 

さあさあ叫べよ

開ききった自分で叫べ

 

ニューゲームコンティニュー!!

 

 



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2016.12.10 Saturday 22:36
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岩になる



苔生す岩になりたい

だぁれも来ない山の中
緑と土とに隠されて

じっと動かず
何をも思わず

ときに
鳥が羽根を休め
虫を匿い
雨に苔を育て

そうやって
立派な岩になる

そんなふうに
独りをものにする

わたしは苔生す岩になりたい





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2016.11.15 Tuesday 20:49
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