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詩のようなものを書いています。
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2017.05.07 Sunday 
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塔にあらず

 

 

 

言葉を積んで積んで

見上げてみれば

何処に届くって言うのか

 

ただ、そびえ立つだけ

その滑稽な言の葉の塔

 

言えたもの

言えなかったもの

声にもならなかったもの

 

ぜんぶ積んで積んで

虚しさの量産

何処にも届かない彼らを

 

今からでも

ジェンガみたいに引き抜いて

フルスイングで投擲

 

どうだ!痛いだろ!

何せ煉瓦だ

 

どんどん崩して投げつけて

わたしも誰かも

その息の根が止まるまで

 

それでいい

本当はずっとそれが正しかった

 

言葉の使い方なら

ずっとそれが正しかったんだ

 

 

 

 



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2017.05.07 Sunday 21:26
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籠の鳥

 

 

ココロの何処かに

鳥籠があった

 

わたしを

閉じこめるための

檻と枷であった

 

わたしは

わたしに甘え 赦し

すべてを甘受し

 

許してはいけないものまで

盲目に与えつづけ

 

籠の中で 暢気に

受け入れられることしか

知らないわたしを

 

たしかに 育てたのだ

 

籠が錆びて

壊れる その瞬間まで

 

わたしは 自分の翼が

空を羽ばたくためにあると

 

それすらも知らずに

溶かしつづけるのだ

 

この ほそくて

頼りない翼を

 

 

 



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2017.03.31 Friday 20:27
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懐に仕舞う。

 

 

変容する木魂の

踏みつけにされた悪意を

懐に仕舞うのだ

 

愛おしく撫でている

その傍らで

散らばるのは

誰に顧みられることもない

虚ろの器

 

あれもそれもと

拾っていては

すぐに一杯になってしまうよ

 

その憤りも

疼くような痛みも

くまなく包んであげることなど

出来はしないのだから

 

 

変容する木魂の

踏みつけにされた悪意を

懐に仕舞うのだ

 

救いにあぶれた

彼らを拾い上げる

 

しばらく温めたところで

果たして彼らは

飛び立てるかどうか

 

その憤りと

疼くような痛みが

ほどけるように祈る

 

 

祈りながら

 

懐に仕舞う

 

 

 

 

 



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2017.03.21 Tuesday 21:36
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氷の風

 

 

あの氷の風は

たしかに狂っていた

 

自転車から降りた先

切り裂かれた足は

歩くことをやめた

 

言い訳は決まってる

寒いんだ痛いんだ

凍りついた此処を

歩くことができないんだ

 

アンゴラ風のマフラーは

同じ色した風になびいて

情けなく笑うようだった

 

それはそれは

哀しくなんかなかったけど

 

ただなにも見えなかった

塗りつぶされて

 

なにせ

ひたすらに狂っていたんだ

 

あの日の氷の風は

たしかに狂っていたんだ

 

 

 



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2017.02.15 Wednesday 22:02
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言葉の語る言葉

 

 

持ち物を数えていた

無いものを数えていた

 

一生の間に

どれだけの荷物を持てるのかって

何一つないさ

何一つ置いていけないからな

 

数えられるのは

俺のこの喉が吐き出した雑言

恨み言とちょっとの愚痴くらい

 

忘れたようでいて

覚えてんだ

死ぬまで体のどっかに貼りついて

 

取り戻せないまま

数えるだけの言葉の数々さ

 

馬鹿みたいだろって

気づいたとこで

やめりゃいいんだ

 

ろくでもないもんばっか

吐きだしたよなって

死ぬ間際に数えるなんざ

それこそろくでもねぇって話だろ

 

言の葉を数えていた

どうせこれしか数えらんねぇなら

良さげな台詞に名言も重ねて

 

染みこませてくれよ

俺の身体の隅々まで

 

 

 

 

 



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2017.02.06 Monday 22:38
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星は消えた

 

 

凍っているんだろうか

あの小さな星を

小突いたのは誰だ

 

責める暇もなく飛び去った

その痛み

その悲しみ

一体誰が分かってくれるんだい

 

 

凍っているんだろうか

何がっていうのか

そうだ君のこころだ

 

痛みに無関心で

悲しみを嗤う君だ

 

あの小さな星を

小突いたのは誰だ

 

ああもう見えない

どこにもいない

 

凍った心で弾き飛ばした

その痛み

その悲しみ

君は必ず後悔をするだろう

 

必ず、必ずだ

ひどい気持ちになるだろう

 

凍ったままでは消えない

ひどい気持ちを

胃の底に飼いつづけるだろう

 

 

 



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2016.12.19 Monday 22:45
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